経済産業省は5月23日、「GXリーグにおけるサプライチェーンでの取組のあり方に関する研究会」の初会合を開催、GX製品の市場創造を目指して、今後のGXリーグにおける施策の方向性を見直す。
研究会(座長:工藤拓毅・日本エネルギー経済研究所理事)では、主に上流企業を中心として構成されるGXリーグを、一般消費者を対象に取引を行うBtoCビジネス企業などの中小企業にも広げ「サプライチェーンでの排出削減を通じてGX市場創造に取り組む企業が持続的な成長を実現できる枠組み」へと見直す。合わせて、GX市場の創造に効果的な取り組み(GX製品・サービスの積極調達・販売等)とその方向性について検討する。
研究会は▽自主的枠組みという特徴を踏まえつつ、サプライチェーンでの排出削減を企業の競争力につなげるためのGXリーグの方向性、▽サプライチェーンでの排出削減、特に上流側の取り組みを進めるために効果的な手法、▽GX製品・サービスの市場創造に向けた必要事項――などを検討。10月の取りまとめを目指す。検討にあたっては、環境省が12日に初会合を開いた「グリーン製品の需要創出によるバリューチェーン全体の脱炭素化に向けた検討会」と連携する。
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