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環境省は3月16日に中央環境審議会気候変動影響評価・適応小委員会を開き、次期気候変動適応計画の基本戦略となる六つの柱を示した。2月16日の「第3次気候変動影響評価報告書」の取りまとめを踏まえて、適応計画の改定に着手したもの。
基本戦略の新たな柱として、@深刻な影響に対して適応に係る国の施策を重点的に推進、Aあらゆる関連施策と気候変動適応策によるシナジーの推進、B適応の実践促進につながる科学的知見の充実、C便益が実感できる適応等による地域の実践の促進、D気候変動適応を通じた事業者の競争力強化、Eサプライチェーンの強靭化等につながる国際協力の推進を掲げる方針を示した。現行計画では、「あらゆる施策に適応を組み込む」ことを基本戦略の筆頭に掲げているが、次期に向けては施策の重点化に力点を置く方針を示した。Aでは農林水産分野や防災など他分野の課題との同時解決を前面に立てて適応計画を進める方針を示した。
Dでは、気候リスクマネジメントや適応ビジネス、気候変動情報開示など民間企業による適応対策等への取り組みが活発化していることを踏まえ、民間企業がこれら適応に取り組みやすい環境整備に力を入れる。
同省は6月に開く気候変動適応推進会議で次期計画の骨子案を示す予定。
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